コロナウイルスの世界の反応を自動取得&翻訳する方法【RPAで作ってみた】

RPA応用編

中国の武漢で発生し、世界的に猛威を振るっているコロナウイルス…。

そこらじゅうのお店のマスクが在庫切れになり、普通のマスクが高額販売されるなど、
もはや社会現象となっています。

都市伝説的な誤情報まで出回るようになり、世界中で混乱が生じています

また、豪華客船の乗客に感染者が出たことで、
3500人以上の乗客が検査結果を待ちながら14日間クルーズ内に
隔離されることになったというニュースも記憶に新しいです。

今回は、そんなコロナウイルスについて、世界の人々がどんなことを感じているのか、
世界中の人々が各々思っていることをつぶやくことのできるSNS「Twitter」から
RPAツールを使って見ていきたいと思います。

RPAツールでツイートを自動取得・翻訳してみる

世界の人々のつぶやきを確認する手順は以下です。


①twitterにて、「#coronavirus」で検索を行う
②「話題のツイート」から3スクロール分のツイート内容を取得
③多言語のツイートが取得されるため、google翻訳にかけ、日本語の文章に変換
④取得した内容をエクセルに貼り付け




こちらが、上記を実際のフローで作成したものです。




実際に動かしてみると、以下のような動きとなります。

取得できたツイートに関する考察

さて、結果のエクセルを表示し、並び替えを行ってみましょう。
今回は「リツイート」の数で並び替えることにします。


※ツイート一覧は2020年2月14日11時時点のものです。


話題のツイートの中で、今現在最も注目を集めているツイートは、
カナダのポップミュージシャンであるジャスティンビーバーが、
北京チュンミャオ児童支援財団へ寄付を行ったというニュースでした。

続く二つ目もコロナウイルスに関するニュースが注目されており、
無症状の人から感染の可能性があることに関しての記事となっています。

2トップは、ニュースサイトの記事が注目されているという結果でした。

これらの後に続く注目ツイートには、
中国で作業している人々の後ろで、防護服を着た人が消毒液を巻いている動画とともに文章が添えられたツイート、
クルーズ船へ医療スタッフとして派遣された人に関するツイートなど、
現場の現状や、不安、世界中の対応、情報の信ぴょう性を問うようなツイートが注目されており、
世界中の人の不安がリアルに伝わってきます

日々の考えをつぶやくtwitterであるからこそ、メディアでは取り上げられないような発言もありますが、
よりリアルな様子だなと感じました。

インターネット上に大量の情報があふれています。
最近では、フェイクニュースや都市伝説的な解説も目にすることがありますが、
こういった世界的な混乱が起こっているときには、
いかに正確な情報を集められるかが重要となりそうです。

コロナウイルスについて

コロナウイルスが引き起こす肺炎の症状を「COVIDー19」と名付けることも発表され,
本日初めての国内死亡者が確認されるなど、まだまだ話題となりそうなコロナウイルス。

コロナウイルスは、感染力はインフルエンザと同等並、
致死率は湖北省を除くと0.2%弱ほどとされています。

インフルエンザの国内死亡率が0.1%ほどであるため、それほど高い数値ではなさそうです。
予防方法としては、マスクも効果はありますが、
しっかりと手洗いすることのほうが効果的だそうです。

アメリカではインフルエンザが猛威をふるっているそうですが、
日本ではみんながコロナウイルス対策を行ったことで、
今年は季節性インフルエンザの感染率が下がっているというデータもあり、
こちらは不幸中の幸いといったところかもしれませんね。

いかがだったでしょうか?

RPAツールでは、このように決まった機械的な動作で、
かつ大量の情報を処理する業務を自動化することを得意としています。

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