働き方改革やコロナウイルスの影響で、IT化・テレワーク/リモートワーク・ビデオ会議など、
様々なITと仕事にかかわるキーワードがよく聞かれるようになった2020年前半。
IT化の流れに拍車がかかり、「RPA」というワードやサービスを
最近知った方も増えたのではないでしょうか。
同時にRPA製品を販売する会社もどんどん増えており、
需要と競争が高くなっていることも明確です。
ですが、事例が大手企業のものばかりだったりして結局大手企業には導入できても、
中小企業には難しいんでしょと感じる方や、
サービスがありすぎてどれを選んだらいいかわからないという方も多いと思います。
実際、現在の大手企業のRPAの導入率が50%を超えているのに対し、
中小企業のRPA導入率は25%と大手企業の半分であることがデータとして出ています。
出典:RPA国内利用動向調査2020
しかし、RPA(robotic process automation)は労働力を補填してくれるため、
人手不足になりがちな中小企業こそ、導入すべきツールなのです。
具体的にどんなことができ、どんな利点があるのかは、以下の記事をご覧ください。
そこで、今回は今年注目度が上がりそうなRPAツールと、
RPAの導入をサポートしてくれるツールについて
紹介していきたいと思います!
選定ポイントと「サーバ型」「デスクトップ型」
今回RPAを選定する際には、中小企業向けとして以下のポイントをおさえて選びました。
- ツール使用に関するサポートがあること
サポートが充実していれば、システム担当者がいない企業でも使いこなすことができるようになります。 - スモールスタートができること
RPAのために予算が確保されていない、もしくは少ない企業でも導入可能にするためです。 - 業務選定などの相談ができること
そもそもどの業務を自動化していいのかわからない場合でも、導入可能にするためです。 - 日本語で操作できること
英語が主言語のRPAもありますが、日本語のほうが学習コストがより低く抑えられます。
また、RPAには「サーバ型」と「デスクトップ型」があります。
それぞれの特徴は、
・第3者の監視が可能
・サーバーが必要(導入コスト、負荷が一定レベル発生)
・サーバー内で一括管理でき大量データを一度に取り扱えるので
業務範囲拡大をみすえる方におすすめ
最近ではクラウド型も出てきており、その名の通り、クラウド上のサーバで動作するRPAです。
・独立しており担当者のみの管理となる
・導入コスト、負荷は限定的
・社内のパソコンでしか使用できないソフトにもアクセス可能
・短期導入・個人・部署レベルでの小規模導入を考えている方におすすめ
オンプレ型とも呼ばれます。
詳しい比較としては、導入部分でも記載した記事に比較があります。
では、この選定ポイントと型の違いを踏まえて、3つのRPAを紹介していきます。
2020年度オススメRPA
シンプルな機能を求める方向け!
Autoブラウザ名人
- トライアル
- -
- 契約形態
- 年単位
- 金額
- 16万円/年 + 月額保守料 1万円/月
- サポート
- オプションにて有償サポートあり
- 種類
- デスクトップ型
- 特徴
- ブラウザ上で行う操作に限定しているため、業務選定がしやすい
- 自社の業務カレンダーに合わせてロボットを動かせる
- リモートデモで画面を見ながら相談ができる(無料)
とにかくスモールスタートしたい方向け!
CELF RPA
- トライアル
- 30日間トライアル可能※ハンズオンセミナーなどに参加すると30日間トライアル延長の特典あり
- 契約形態
- 年単位
- 金額
- 3.5万円/年 ※CELF(業務アプリ作成ツール)を導入することが条件
- サポート
- ハンズオンセミナー(有償/無償)などのオプションサービスあり
- 種類
- デスクトップ型
- 特徴
- 簡単にアプリを作成できるCELFと併用し、社内業務のシステム化と自動化が同時に行える
- RPAのみを考えるとローコストで始められる
コストもサポートもどちらも重視したい方向け!
PINOKIO
- 公式HP
- https://pinokio.ai/
- トライアル
- 1カ月トライアル可能
- 契約形態
- 月単位
- 金額
- 10万円/月
- サポート
- トライアルから、勉強会や各種個別相談、フロー作成代行などすべてのサポートが無料
- 種類
- デスクトップ型
- 特徴
- 基本的に契約時の金額以上のコストがかからない
- サポートが手厚く、すべて月額金額に含まれている
- オンラインでの相談や、リモート接続を行っての調査対応が可能
金額・サポート・契約形態・RPAの種類…
何を重視し、どの形のRPAツールがあなたの会社に合うのか、じっくりと考えてみてください。
※情報は2020/06/12時点のものです。
RPAツール導入時に役立つツールのご紹介
RPAを導入する前には、どのような業務をRPAに代行してもらうか決定する
業務選定が必要不可欠です。
業務選定するには、業務の可視化が必要となってきます。
そんな可視化を行うためのサービスをご紹介致します。
業務を可視化し、RPAの導入効果がわかりやすくなるツール
RoboRoid-HIT.s
業務フローのチャートを作成し、業務の可視化をしてくれます。
現状の業務と改善後の業務を作成して改善提案書を作成すると、、
変更後にどのくらいの効果が得られるかを導入前に確認することができます。
また、フローチャートの中でどこをRPA化するのかを可視化できます。
業務を可視化し、同時にセキュリティの強化も行うツール
RoboRoid-HIT.s log
それぞれの社員の業務時間実績や、
PCでの作業中の作業割合などをAIによってログ解析し、
RPA化に適する繰り返し作業の時間や割合、作業フローをグラフにて可視化します。
また、セキュリティリスクの可視化もできるため、インシデントの減少につながります。
さらに業務選定時にもう一つ出てきそうな問題。
それは手書きの文書を入力しなおすような業務や、
そのデータを使用して何らかの業務を行う場合です。
そんなデータをデジタル化してくれるサービスをご紹介いたします。
OCRによって手書きの書類をデータ化するツール
Tegaki
独自OCRによる認識率99.2%とかなり高い精度で、
スキャンを行うだけで手書き書類を簡単にデータ化してくれます。
RPA化を行う業務に、手書きの文書が含まれている場合に、
一緒に導入を行うと便利です。
こういったツールを使用することで、RPA化がスムーズに進むため、
導入を検討する際は、併せて検討してみてはいかがでしょうか。
「2020年度注目のRPAツール」と
「RPAツール導入時に役立つツール」をご紹介してきましたが、
導入を検討したいツールは見つかりましたか?
現在本当にたくさんのRPA製品がある中でのツール選定は、
製品を検討するだけでかなりの気力を消耗するかと思います。
しかし、選ぶRPAによって効果が変わってくるため、
ツール選びは最善を尽くしたいですよね。
実際に触ってみないと感触がわからないものでもあるので、
積極的にトライアルを行ったり、画面を実際に確認したりして、
根気強く選んでいきましょう!
どのRPAを導入するか迷っていますか?
何を基準にRPAを選んだいいのか
何を基準に業務選定をしたらいいのか
そもそも自分の仕事は自動化できるのか
RPA選びに疲れたら、
少し息抜きに悩みを相談してみませんか?
その悩みを
PINOKIOが解決してくれるかもしれません。