【Excel】一覧取得

操作手順

どのように使用するアクションなのか？
設定手順と設定項目解説

どのように使用するアクションなのか？

Excelファイルのシート上のデータを取得し、リスト変数へ格納します。
画像のようにデータを一覧で取得したい場合に使用します。

リスト変数とは

Excelの表のように、複数の項目と行データを設定・格納できる変数です。リスト変数については以下のページをご覧ください。

変数について

変数やデータ定義の解説と設定方法を解説します。

「一覧取得」アクションの注意点

「一覧取得」アクションは必ず「EXCELファイルを開く」アクション、「EXCELファイルを保存」アクションと一緒に使用します。「EXCELファイルを開く」で指定したExcelファイルのデータを取得し、「EXCELファイルを保存」でExcelファイルを閉じます。

「EXCELファイルを開く」、「EXCELファイルを保存」については以下のページをご覧ください。

【Excel】EXCELファイルを開く

指定のExcelファイルを開きます。「Excel」アクションを行う際に、必ず一番最初に設定するアクションです。

【Excel】EXCELファイルを保存

開いているExcelファイルを閉じます。

設定手順と設定項目解説

アクションを設置する

①「Excel」アクションをフロー図にドラッグ＆ドロップし、共通設定の「アクション」から「一覧取得」を選択します。

「待機時間」と「エラー発生時フロー停止設定」については以下のページをご覧ください。

【共通設定】待機時間

アクションが実行されるまでの待機時間を設定します。各アクションごとに設定が可能です。

【共通設定】エラー発生時フロー停止設定

フロー実行中にエラーが発生した場合、フローを一時停止します。

②「詳細設定」をクリックすると、「一覧取得」アクションの詳細設定が表示できます。

「！」について

「詳細設定」の横に「！」がついている場合は、未設定の項目があります。この状態でフローを実行すると、エラーとなります。

各項目の設定方法

①操作対象の変数名

取得したExcelデータを格納するリスト変数を選択します。

②EXCEL項目一覧

取得するEXCELの項目一覧です。冒頭の画像のようなExcelデータを取得したい場合は「利用日」「出発駅」「到着駅」「申請金額」「確認金額」「差異」の合計6項目になります。
以下にある「④詳細設定」でEXCEL項目とリスト変数の紐づけを行います。

③リストの項目からデータ定義と変数を作成する

クリックすると「②EXCEL項目一覧」の項目を持つデータ定義と、そのデータ定義型のリスト変数を自動生成します。

データ定義についてや設定方法は以下のページをご覧ください。

変数について

変数やデータ定義の解説と設定方法を解説します。

④詳細設定

クリックすると後述の「EXCEL項目の詳細設定エリア」を表示します。
ここでEXCEL項目一覧とリスト変数の各項目を紐づけ、取得セルの設定などを行います。

⑤行抽出条件（フィルタリング）設定

金額が100円以下の行は取得しない、など取得するデータにフィルターをかけたい場合に使用します。

設定方法は「条件分岐」アクションと同様ですので、設定方法の詳細については以下のページをご覧ください。

【分岐処理】条件分岐

条件を満たしているかどうかで、実行するアクションを変更します。

EXCEL項目の詳細設定

①▲▼

EXCEL項目の並べ替えを行います。

②削除

選択されているEXCEL項目を削除します。

③追加

EXCEL項目を追加します。

④EXCEL項目

取得するEXCELデータの見出しです。冒頭の画像のようなExcelファイルを取得する場合、「利用日」～「差異」まで合計6つの項目を追加します。

⑤紐づく変数名

取得したデータを格納するリスト変数を選択します。

⑥紐づく変数項目

「④EXCEL項目」のデータを格納したいリスト変数の項目を選択します。

⑦項目タイプ

取得する項目のタイプを選択します。タイプは「EXCEL項目」と「EXCEL以外の項目」の2種類あります。

⑴EXCEL項目：Excelファイル上のデータを取得する場合に選択します。
⑵EXCEL以外の項目：現在日時やファイル名など、操作対象のExcelファイル上にないデータをExcel項目と一緒にリスト変数に格納したい場合に使用します。
※「固定値」については用語集をご覧ください。

⑴値タイプ「EXCEL項目」の設定項目

①EXCEL項目の項目セル特定方法

以下の特定方法が選択できます。
・次の文字を含む
・次の文字と一致する
・先頭
・指定の位置

②セル位置

取得したいExcel項目のスタート位置を入力します。
こちらの項目名と入力内容は①で選択した内容によって変動します。

「EXCEL項目の項目セル特定方法」の設定について

次の文字を含む：
「指定文字」に入力した文字を含むセルを特定し、同じ列の次の行からデータを取得します。「②セル位置」の表示が「指定の文字」に変わります。

次の文字と一致する：
「指定文字」に入力した文字と一致するセルを特定し、同じ列の次の行からデータを取得します。

先頭：
先頭列のデータを取得します。

指定の位置：
「セル位置」で指定したセルを特定し、同じ列の次の行からデータを取得します。
セルの表記方法は[列名][行数]です。冒頭の画像の「利用日」列を指定したい場合、「A1」と入力します。

取得セル位置指定時の注意点

「一覧取得」アクションでは、「①EXCEL項目の項目セル特定方法」で指定したセル位置を見出しとみなし、次の行データから取得を開始します。
例えば、①指定の位置で②セル位置を「A1」と指定した場合、「A2」のデータから取得します。

⑵値タイプ「EXCEL以外の項目」の設定項目

①値タイプ

以下の特定方法が選択できます。
・ファイル名
・ファイルパス
・固定値
・現在日時

②指定の値

リスト変数に格納したい文字列を入力します。
※こちらの項目は値タイプ「固定値」を指定した場合のみ表示されます

「EXCEL項目以外の項目の詳細設定」について

ファイル名：
取得対象のExcelファイル名をリスト変数の該当項目に格納します。

ファイルパス：
取得対象のExcelファイルパスをリスト変数の該当項目に格納します。
「ファイルパス」については用語集をご覧ください。

固定値：
「指定の値」に入力した文字を、取得対象のExcelファイルのデータ行数分リスト変数の対応項目に格納します。取得したデータ全てに同じデータを付与したい場合に使用します。

現在日時：
現在日時をリスト変数の対応項目に格納します。