繰り返しについて

繰り返しとは

繰り返しとは、同じ処理を繰り返し何度も実行することでプログラミングの主要な考え方の一つです。
PINOKIOでは「繰り返し」アクションを使って実現できます。
「Excelファイルから取得した顧客情報の数だけ同じ処理をする」「特定のデータが取得できるまで処理を繰り返す」といった使い方ができます。
PINOKIOには以下の種類の繰り返しがあります。

繰り返しの種類

繰り返し(条件指定)

繰り返し(条件指定)とは


指定した回数分、もしくはエラーが発生するまで同じ処理を繰り返します。

どのように使うのか


例えば、キーボードの矢印キーを5回押下する処理をしたいとして、キー操作アクションを5回配置するよりも、繰り返し回数を5回に設定した繰り返し(条件分岐)アクションと組み合わせて配置する方がフローが簡略化されます。

また、特定の値が取得できるまで(もしくはできなくなるまで)同じ処理を繰り返したい場合にも繰り返し(条件指定)アクションは有効です。十分な回数の設定をして、特定の値が取得できれば(できなくなれば)、後述の繰り返し中断アクションを使用して処理を中断させることで実現できます。

具体的なアクションの設定方法については、以下のページをご覧ください。
【繰り返し】繰り返し(条件指定)
指定した条件を満たしている間、同じ処理を繰り返します。

繰り返し(データリスト)

繰り返し(データリスト)とは


取得したデータに対して、データの件数分同じ処理を繰り返します。

どのように使うのか


Excelファイルから読み取った顧客リストを、1件ずつWEBサイトに登録する業務のフローを作るとします。まずはExcelアクションを使ってデータを読み取り、読み取ったデータに対して繰り返し(データリスト)アクションを使い1件ずつ処理をする、といった設定をすることで実現できます。

具体的なアクションの設定方法については、以下のページをご覧ください。
【繰り返し】繰り返し(データリスト)
指定のリストの行数分、同じ処理を繰り返します。

繰り返しコンティニュー

繰り返しコンティニューとは


繰り返し中に処理を飛ばして次のデータへ処理を移動します。

どのように使うのか


Excelファイルから取得した顧客情報をWEBサイトに登録するフローについて考えます。取得したデータは他の処理でも使用するため、登録が必要ないデータも混ざっています。取得データには「登録」列があり、そこに「未」と記載されているデータだけ登録したい場合、「登録」列が「済」のデータに関しては繰り返しコンティニューアクションを使って処理を飛ばし、次のデータへ処理を移すことができます。

繰り返しコンティニューアクションは、単独では使用せず、繰り返し(条件指定)アクションか繰り返し(データリスト)アクションと組み合わせて使用します。

具体的なアクションの設定方法については、以下のページをご覧ください。
【繰り返し】繰り返しコンティニュー
繰り返しの先頭に戻り、次のデータを処理します。

繰り返し中断

繰り返し中断とは


繰り返しを中断して、繰り返しの次のアクションを実行します。

どのように使うのか


特定の値が取得できるまで(もしくはできなくなるまで)同じ処理を繰り返したい場合、十分な回数の設定をした繰り返し(条件分岐)アクションを配置し、特定の値が取得できれば(できなくなれば)、繰り返し中断アクションを実行して処理を中断させる、といった使い方ができます。

具体的なアクションの設定方法については、以下のページをご覧ください。
【繰り返し】繰り返し中断
実行中の繰り返しアクションを中断します。
【繰り返し】繰り返し(データリスト)
指定のリストの行数分、同じ処理を繰り返します。
【繰り返し】繰り返し(条件指定)
指定した条件を満たしている間、同じ処理を繰り返します。
【繰り返し】繰り返し中断
実行中の繰り返しアクションを中断します。
【繰り返し】繰り返しコンティニュー
繰り返しの先頭に戻り、次のデータを処理します。