紙をRPAに自動化させる【AI OCR×RPA】

RPA導入編

FAX文書や申込書、手書き文書全てがデータ化されていたら業務がすごく楽になるのに…そう思うことはありませんか?
というよりオフィスでの日々の繰り返し業務を楽にしたい!そんなあなたに

RPA × AI OCR をおすすめします!!

 

RPA(Robotic Process Automation)とは

バックオフィスにおけるルーチン業務の効率化・自動化ができるソフトウェア。
特定のシステム処理のみでなく、ソフトウェアやクラウドなど様々なアプリケーションを横断する業務にも対応でき人間の補完として業務を遂行できることから仮想知的労働者ともいわれています。
こちらの記事で詳しく説明していますのでご覧ください。

 

 紙をデータ化するメリット

 

 

  • 情報検索が簡単に素早くできる、保管場所への移動不要、紙のように劣化、破損の心配がない
  • 物理的な保管場所を小さくできる
  • データの再利用性が高く、業務時間を短縮できる

 

 OCRとは?

この世には 紙にかかれているものをデータ化してくれる便利な機能があった…
その名は OCR

OCR=工学的文字認識(Optical Character Recognition/Reader)
手書きや印刷された文字を、スキャナやカメラによって読みとり、コンピュータが利用できるデジタルの文字コードに変換する技術。1968年に始めて国産OCRが製品化された。

 

OCRはこれまでの

目視  人間がデータ入力  誤入力あり、時間がかかる

という作業を、

画像から文字を一字一字認識  自動データ化 ⇒ 人間が最終確認 ⇒ ヒューマンエラー減少、短時間化

 

このような流れでExcelやWordなどで再利用できるフォーマットに変換して出力できるようにしました。

 

しかし

 

・文字認識の精度は高くなく、手書きへの対応が難しい
・誤認識については毎度人間が訂正しなければならない
・読み込み前にレイアウトの設定を必要とする

 

帳票などの多種多様なものを扱うにはまだまだ時間と手間が必要だった・・・

 

業務短縮のためにRPAと連動させても

 

RPAは入力されているデータを利用するため、必然的に最初に入力するデータの「精度」が問題になってきます。データが間違っていれば、その後の作業が正確であっても、間違った結果にしかなりません。
OCRの正確さ、文字認識技術がRPAとのオフィス業務改善化のカギなのです。
そこで新しく登場し、注目されているのがAI OCRです。

 

 AI OCR

 

名は体を示すように、AI 技術が活用されたOCRを指します。
紙の書類を含みRPAを実施する上では必須のAI-OCR。
AIはデータに基づいて予測や分類を行うことができます。
膨大なデータから法則を見つけ出し、それに基づいて結果を導きます。

 

どんなことができるのか

 

 識 別 

・情報の判別・仕訳・検索          
・音声、画像、動画の意味理解        
・異常検知・予知  

            

 予 想 

・数値予測
・ニーズ・意図予測

・マッチング

 

 実 行 

・表現生成
・デザイン
・行動の最適化
・作業の自動化

 

従来の OCR

 

帳票をスキャン(手書き△) ⇒ (初回のみ)担当者がレイアウト解析(読み込ませる場所などの設定)をかける  ⇒  文字が自動でデータ化される  ⇒ 目視確認    手作業でExcelなどに出てきたデータをコピー&ペースト

 

AIを搭載したOCR

 

紙をスキャン(手書きもOK)   AIが過去のレイアウトの中から合致するものを判断   文字が自動でデータ化 される  目視確認   自動的に指定先へ反映

 

 

AIが自動認識によりカバーできる範囲が広がり、手書きや紙の状態に関わらずデータ化する難易度が下がった。また、ヒューマンエラーである誤入力がなくなる & 細かな設定作業が不要なので作業時間の短縮が可能になった。

 

 

 

AI OCR 従来型OCR
非定型書類対応 人工知能が自動的に判別、繰り返すほど精度が上がる 設定している専用帳票の文字は認識できるが、設定されていない非定型の書類には対応できない

価 格

 

従来型より高価 毎度設定や調整に時間・人件費がかかる
補正処理 傾き、背景色、しわ、汚れなど9割以上の確率でノイズ除去可能 紙の傾きの補正や網掛け、背景色などノイズ除去の処理は不可能
文字認識率向上 誤りを記憶し学習によって自動的に精度が向上する 精度向上はOCRエンジンの大々的なバージョンアップが必要

 

 AI OCR 製品一覧

 

企業名 製品名 特徴 料金(税抜き)
Cogent Labs Tegaki 手書き文字認識率99.22%
手書き文字の処理が多い企業に最適
月額20万円~
Panasonic 帳票OCR Ver.8 QRコード・チェックマークなどにも対応、オプションでマイナンバー認識機能やフォルダ監視を追加可能 本体398,000円 年間保守59,700円
ネットスマイル AIスキャンロボ テンプレート自動識別機能、複数ページも認識しテンプレート、自動設定 要問合せ
ABBYY FlexiCapture 処理要件に合わせてスケーリング可能、集中管理された構成によりインフラ・オペレーターを制御可能 初期費用 160万円(年間6万ページ以下の場合)+年間保守費用:32万円(初期費用の20%)
AI inside DX Suite 手書き文字認識とアクセス権限などに特化 要問合せ
インフォディオ スマートOCR 高度なノイズ処理、導入後のサービスが充実 要問合せ
アライズイノベーション株式会社 AIRead 識字率99.6% 1サーバ 月額240,000円~
株式会社シナモン Flaxscanner 契約書中の重要論点抽出や帳票の分類等も可能 初期費用 400万円~
月額 10万円~

 

同じAI OCRでも得意とすることがそれぞれ異なります。
特化している機能を比較の上、必要とする機能を持ち合わせたRPAと組み合わせて使用することでオフィス業務をどんどん楽にしていきましょう!!

 

 

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